写真は丹沢のスギに付着した花粉です。

院長は毎年11月に花粉調査を行っています。

免疫療法(又は減感作療法)

どのような治療か?

ハウスダスト抗原抽出液やスギの花粉抗原抽出液を「皮下に注射」または「抗原の錠剤を舌下に入れる」ことによって免疫応答を利用し根本的に治す治療です。

薬の服用を中止するとすぐに再発する患者様や、なかなか改善しない重症患者様、薬の副作用がある方、風邪を引くと喘息様の症状がでる、副鼻腔炎になり易い、滲出性中耳炎になり易いなど花粉症やアレルギー性鼻炎が背景にある患者様が対象となります。

免疫力を高め体質を改善するところから免疫療法とも云われています。約150年の歴史があり、薬物治療には得ることのできない効果があることからヨーロッパ、アメリカで盛んに行われています。

抗原を皮膚の表面に注射をする皮下注射法

抗原エキスを舌下にたらす、または錠剤を舌下に入れる舌下法(舌下免疫療法)

があります。

 

皮下注射法について

導入期間として少量の抗原エキスを週に2回の間隔で注射します。そして少しずつ濃度と量を増やしていきます。約2~3ヶ月続けた後、維持治療に移ります。

週1回の注射を4回、2週に1回を4回、その後は1ヶ月に1回毎注射を続けます。開始から2~3ヶ月で効果が現れます。

3~5年をめどとしますが、中止後7人に1人の割で再発します。維持療法を行っている限り再発はありません。当院での成績は90%の効果をあげています。

現在当医院で約300名の患者様が皮下免疫療法を行っています。

小児からでも可能です。

妊娠中や授乳中でもできる唯一の治療です。治療中妊娠されても臨月までこれを続け、出産後再び続けることもできます。航空会社では仕事にも差し支える花粉症やアレルギー性鼻炎のあるパイロットに対しても一切の薬の服用を禁止しているからです。唯一この減感作を奨励しています。

 

皮下注での副作用はあるのか

皮下注射ではエキス量が増えると注射部分の赤い腫れや痒みがみられますが問題はありません。大量に注射を打つと副作用が出ますし、量が少ないと効果が出ませんので量を加減します。注射後15分の皮膚の反応をみながら増量します。副作用がでないそして治療効果の期待できる量で維持治療を行います。

当医院では過去15年間延べ5百人、5万回以上の注射の回数行っていますが副作用は一度もありません。ただ注射の日は烈しい運動は避けてください。1ヶ月毎の治療に際しては1ケ月を超えないようにお願いします。

皮下注射を受ける患者さんは受付終了30分前までに受け付けしてください。注射後15分の反応を見ます。土曜日の注射は予約グループ制になってますのでご注意ください。また期間2ヶ月を越えると維持量を少し下げた量からまた一週毎の注射を開始しなければなりません。間隔を開けないよう守って下さい。

 

維持量までの週二回の注射はアレルギーに重要な細胞の活動サイクルに合わせることで効果が期待できますので週二回の注射2~3ヶ月間は努力してください。費用は保険利用で注射代、診察料含め窓口会計は注射1回(診察を含め)につき約470~640円、抗原が2種の場合は560~890円です。

 

初回の抗原濃度を決めたりスギ花粉のみかあるいはハウスダストとの併発があるかを判定するのに抗原検査(採血)が必要です。

 

舌下法について

初回投与は医院で行います。投与後30分は医院での経過観察が必要ですがあとは家で毎日行います。スギ単独花粉症が対象です。ハウスダストの併発症例はできません。家で行うのですが、初回日は導入療法として2週間の薬の処方を行います。2週間後より維持療法に移ります。その後は1ヶ月毎の受診となります。3~5年間続けます。12歳以上が対象となります

 

舌下法の効果について

 

効果についは一昨年より全国的に始まりましたが、昨年と今年の春の効果についてはほとんどの患者さんは投薬なしで生活に支障がないといった感想を持たれています。医師からも高い評価を受けています。当医院でも一昨年、昨年よりはじめた30名の患者さんは2019年の花粉飛散期の症状はほとんどありませんでした。

 

舌下法での副作用はあるのか

舌下法による副作用は希ですが、口腔内の腫れや痒みの報告があります。スギエキスを飲み込むので全身反応がかなりの低い確率であるという報告があります。こういった時の対応として病院との連携が必要となります。当医院では日本医科大学武蔵小杉病院と連携しています。 朝に投薬することを勧めています。

舌下法の費用について

毎日家で行うのですが薬代は月1000円程度です。これに再診料金を含む診察料金が580円かかります。なお初診の方は初診料がかかります。スギ花粉単独であるのか他のアレルギー抗原があるのかをみるのに血液検査が必要となります。また1ヶ月ごとの受診は守って下さい。

アレルギー診療

 

 

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